★商品状態について★
ユーズド商品です。
無疵で使用感が少ない綺麗な状態の商品です。
画像にてご確認ください。
確認しましたが、水漏れもありませんので安心してご使用ください。
徳利形の美しい花入の作品です。
作者は虎渓山水月窯で、人間国宝荒川豊蔵師のと息子さんである荒川武夫師によって築かれた登り窯です。
同梱されている栞によると、形や意匠は荒川豊蔵師の考案で、そこでの作陶は荒川武夫さんが中心だったようです。
虎渓山裏の地土を白化粧し、簡素な鉄絵を描いたものを主として作っていたそうです。
粉引の風合いが綺麗で味があり、使いやすい花入ですので取り合わせにいかがでしょうか。
共箱、栞付きの販売です。
共箱に少し日焼け痕がありますが、四方桟の盛蓋が添えられた組箱で、上作に添えられる箱に収められています。
★寸法★
高さ 15.5cm
径 10cm
★作家★
荒川武夫
1913年 岐阜県で生まれる
1931年 旧制中学校を卒業する
1933年 父と共に多治見の大萱古窯跡近くに穴窯を築く
1946年 父と共に多治見市虎渓山町に登り窯「水月窯」を築く
2012年 2月3日、逝去
水月窯
荒川豊蔵と荒川武夫、荒川達によって虎渓山に築かれた登窯。
永保寺老師・嶋田菊僊によって「水月窯」と命名される。
父親から学んだ美濃焼の伝統技法をベースとして、染付、粉引、赤絵などを手掛け、日用的な食器、酒器を中心に窯作品として作陶を続けており、これらの作品は高級料亭でも使用されている事で、荒川武夫の名と存在感を高めました。
土作りから絵付け、焼成に至るまでの全ての工程を一切機械を使わずに手作業で行っています。
荒川武夫のこだわりは作陶方法だけではなく、焼成方法にもこだわりを持っており、ガス窯や電気窯が大半を占める現代陶芸において、伝統的な登窯を使用しています。
父親の名声に負ける事なく、独自の人気を築き上げました。