十一月は「炉開き」の季節。冬を迎える茶道具【ますや雲湧堂】
十一月に入りました。秋を楽しむ間も短く、気がつけば冬の匂いがしてきます。
肌を撫でる風もひんやりとして、季節の移ろいを感じます。
気温の変化が激しく体調を崩しやすい時ですが、みなさま、どうかお体ご自愛ください。
さて、十一月には茶道の世界にとって非常に大切な行事、「炉開き」があります。夏場に使っていた風炉から、冬場に炉を開いて、初めて火を入れる儀式です。
私には炉の時期になると、よく思い出す風景があります。
10年ほど前のことです。私は玉藻城の披雲閣で行われたお茶会の準備に参加しておりました。炉開きの準備のとき、長い年月をかけ炉壇が沈みこみ、炉縁をおくと水平にならず、先生方が大変なご苦労をされていました。懐紙を畳んで挟み込むことで、何とか調整できたようでした。
その大変な準備の光景を目の当たりにしながら、披雲閣における長い時の流れが趣深く、しみじみと感動したことを覚えております。
音や湯気、炉の景色など、冬の時期ならではの魅力が詰まる炉開きですが、
ますや雲湧堂では炉、炉縁、釜(炉釜)などさまざまなお品を取り揃えております。
炉開きによく使われる織部はじき香合、またさらに、口切りの茶事に使われる飾り壷、葉茶漏斗、詰茶入もお求め易いお値段でご準備しております。
ぜひ、本店のHPなど各種WEBサイトにて、冬のお品をご覧ください。
みなさま、炉開き、心地よい冬の茶の始まりをお楽しみください。



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