★商品状態について★
ユーズド商品です。
中古商品ですが、綺麗な状態です。
全体的に少しの経年はあり、数回は使っているようで裏面に軽微な色変わりがあります。
内側も多少の使用感はありますが、沸かして確認しましたが美味しいお湯が沸きました。
安心してご使用ください。
蓋も綺麗で、釜肌の状態はとても綺麗ですので、お茶会でも使っていただけます。
現代京釜師では大西清右衛門とともに第一人者として知られる名工、吉羽與兵衛作のとても立派な炉釜です。
霰は先が細いほど良いと言われますが、触ると痛いくらいの上質な霰がなされています。
口に近い部分は背が低く、下にいくほど霰の背が高くなり、立体感があります。
その背の低い霰も先が細く、一粒ひとつぶに妥協はありません。
湯なりは潰れたような造形ですが、中できちんと湯の流れができるように造られています。
一度湯を沸かして確認しているのですが、とても上品な音が鳴ります。
まさしく松風です。
蓋は本焼による景色が素敵て、南鐐摘みの造形も変わっていて面白いです。
現在吉羽與兵衛師は代替わりしておりますが、その作品は200万円以上します。
今と当時では物価の差もありますが、こちらの作品も新品時は100万円以上はゆうにした釜だと思います。
良い釜をお探しの方、是非ご検討ください。
共箱、共布、紙箱付きでの販売です。
箱も非常に上質です。
共布にはシミがあります。
★寸法★
高さ(摘み含む) 20.5cm
径(鐶付含む) 26cm
★作家★
二代目 吉羽與兵衛
1930年 初代 與兵衛の長男として生まれる 本名 宗敏
1947年 家業釜師の修行に入る
1972年 二代 與兵衛を襲名 爾来京釜の伝統を厳しく守り、新しい創造を求めて研究製作に打ち込む
1974年 東京にて與兵衛襲名記念展
1975年 京都にて與兵衛襲名記念展
1981年 東京日本橋三越本店にて第一回個展 爾来三年ごとに個展を催す
1984年 広島にて個展および文化講演会「京釜から見た茶の文化」
1986年 岡山にて個展および文化講演会「京釜の製作とその見方」
1989年 名古屋三越本店にて第一回個展
1990年 京都にて個展
1993年 同門会愛知支部にて講演「京釜の製作とその見方」
1995年 茶の湯同好会夏期大学にて講演「京釜の生まれるまで」
2000年 茶の湯同好会夏期大学にて講演「芦屋 天明 京釜」
2002年 表千家北山会館定期公演会にて講演「京がま あれこれ」
2008年 長男柾人に三代與兵衛を譲り、二代惣與となる
2017年 86歳にて没す