★商品状態について★
ユーズド商品です。
少し時代と使用感はありますが、まだまだ使っていただける綺麗な商品です。
釜は内側には錆はなく、沸かして確認しましたが美味しいお湯が沸きます。
安心してご使用ください。
痛みやすい裏面に使用による色変わりがあります。
蓋は傷なく綺麗な状態です。
風炉は内側に使用による緑青が少しでており、腰より下に多少経年による痛みがあります。
あまり目立つものではなく、ぱっと見た印象ですと綺麗です。
各部画像にてご確認くださいませ。
同梱の栞に昭和54年9月作品展によせてとありますので、その年の作家展にてご購入されたのかと思います。
名工に角谷莎村、ツボツボ透唐銅琉球風炉の作品です。
上質な刷毛目釜を添えるのがお決まりとなっています。
蓋もとても綺麗で良い景色のものですので、角谷莎村作の作品の中でも上作かと思います。
釜、風炉共に作者印があります。
共箱、布団、釜鐶、栞付きの販売です。
丸小板はサービス品です。使われており状態が悪いので、お稽古用にどうぞ。
★寸法★
高さ(摘み含む) 35cm
径 31cm
◆琉球風炉(りゅうきゅうぶろ)
風炉の形状のひとつで、切掛風炉で、欄干の付け根に段があり、前後に香狭間(こうざま)の窓がある、丸肩で胴部が短く、長い乳足(ちあし)をもつ風炉です。
琉球風炉は、琉球で作られたともいわれ鉄製のものでしたが、表千家六世覚々斎原叟宗左が唐銅琉球風炉に「田口釜」を添えています。
琉球風炉は、表千家では十二世惺斎好の壷々透唐銅琉球風炉や唐錦琉球風炉などがあります。
琉球風炉は、大西美術館に北向道陳所持という、この形状の「立休庵風炉」があり、「立休」が「琉球」と呼ばれるようになったという説もあります。
★作家★
角谷莎村(かくたに しゃそん)
大阪府出身 1911年(明治44)~1987年(昭和62)
角谷巳之助の次男、角谷一圭(人間国宝)の弟として生まれる。
兄と共に父について釜制作、鋳造を始め日本伝統工芸店、大坂工芸展などで出品。
伝統の技法と現代茶会との調和を考えて、斬新な造形を展開するが特に老松地紋の名手として知られる。