★商品状態について★
啐啄斎好写の鉄道安風炉、了々斎好写の刷毛目釜、虫食い五徳、釜鐶、鉄風炉用赤前瓦、底瓦、風炉灰のセットでの販売です。
風炉と五徳は灰による腐食でとても侘びています、釜はあまり使われていないけど、見た目は侘びた感じです。
※敷瓦は別に購入いただくようになります、青楽の厚みのあるものを使われるようです。
釜は蓋がきれいで摘みが銀製です。
釜は炊き込みましたが匂いや濁りはありません、おいしいお湯が炊けますので、安心してお使いください。
姥口なのでお湯が少し残ります、タオルで吸い取りドライヤー乾燥を心掛けてください。
必要なものが揃っており、状態も綺麗ですのでおすすめの品です。
まだまだ使っていただけます。
★寸法★
釜
高さ(摘み含む) 17cm
径(鐶付き含む) 27cm
風炉 尺二です
高さ 22.5cm
径 36cm
五徳
高さ 11.3cm
径 21.5cm
●木村一無(肇次郎)
昭和13年1月26日生
(山形在住)
私事
昭和13年に生れ、15才頃より寺に入り修行、其の間、
父が茶道に傾注しておりましたので、父について茶道を学
び、後に日展審査員横倉嘉山先生に師事し厳しく薫陶を受
け釜造り一筋に打ち込み、教えられた茶道の心を私なりに
加味表現すべく努力して参りました。
そして、よりよい釜
を世に送り出す為、日々精進致して居ります。
何卒今後共末永い 御指導と 御愛顧の程賜ります様、偏に
お願い申し上げます。
一、日展審査員横倉嘉山に師事
一、昭和49年 独立、釜の製作を始める。
一、昭和56年 日本花器、茶器美術工芸展 佳作賞
一、昭和57年 第一回日本新工芸家連盟東北会展 奨励賞
一、昭和58年 第二回日本新工芸家連盟東北会展 入選
一、昭和59年 第三回日本新工芸家連盟東北会展 奨励賞
一、昭和60年 第四回日本新工芸家連盟東北会展 入選
一、昭和61年 第十六回伝統工芸日本金工展 入選
一、昭和62年 第二十九回日本花器茶器美術工芸展 佳作賞
一、昭和62年 第五回日本新工芸家連盟東北会展 入選
★作家★
佐藤浄清
大正5年生まれで全国的に声価の高まった山形茶の湯釜の代表的作家であり、師は茶の湯釜の名人、無形文化財保持者・根来実三氏です。
山形鋳物が昭和49年に伝統的工芸品の国家指定を受けたのに伴い、昭和52年に「伝統工芸士」に認定されます。
伝統的手法の上に新時代の感覚を生かした作風で、京都大徳寺から「御釜師」の称号を授与され、
「清光釜」「浄清釜」として全国的に高い評価を受けました。箆押しの技術は右に出る者がいない名人です。
平成元年、斉藤茂吉文化賞、平成4年勲六等瑞宝章、国指定伝統工芸士、日本工芸会正会員、平成8年没。
●佐藤浄清●山形博覧会名誉金賞受賞、商工省主催美術工芸展入選、ベルギー万博展覧会受賞、
パリ万博博覧会受賞、アメリカ万博博覧会受賞、山形県展最高賞受賞、日展入選他多数。