★商品状態について★
使用感のとても少ない綺麗な状態の商品です。
全くの未使用品とはいいませんが、中古の鬼面風炉としてはとても状態が良いので各部画像にてご確認ください。
・・・釜・・・
蓋も釜肌も内側もとても綺麗です。
お湯を沸かして確認しましたが、美味しいお湯が沸きました。安心してお使いください。
作は菊地正直で、和銑を使って釜を製作する数少ない作家の一人です。
和銑の栞が入っていますが、釜に「和銑」印はありません。
正直師は、和銑印を作品に鋳込みますが、昔の作品は和銑製品にも和銑印をしていなかったと聞きます。
中古商品ですので、当店でははっきりと和銑かそうでないか判断しかねますが、正直師の作品の中でも上作であることは間違いありません。
蓋も綺麗で、釜も想像よりは軽く、肌がとても良いです。
地紋のない、鬼面風炉に載せられる釜だからこそ、質の高さが際立ちます。
・・・風炉・・・
鬼面鐶付の横に、鐶の痕が上向きに少しついておりますので、拡大画像にてご確認ください。
内側も少しは灰を入れていたと思いますが、綺麗です。
風炉も釜同様、全体的に綺麗な状態です。
作は唐銅風炉師 一ノ瀬宗辰です。
本焼きという、漆を焼き付けて景色を表現する技法が使われています。
鬼面の表情もとてもしっかりとしていて、上質な風炉です。
有名作家二人の合作による上質な鬼面風炉の作品です。
お探しの方、是非どうぞ!
共箱、布団、釜鐶、栞二枚付きでの販売です。
釜鐶も、良い釜鐶が添えられております。
★寸法★
高さ 34cm
径 35.5cm
★鬼面風炉について★
風炉の形状のひとつで、切合(きりあわせ)で、乳足(ちあし)、鐶付が鬼面で仕付鐶になった風炉です。
中国より渡来した最も古い形といわれ、真正の風炉とされました。
鬼面風炉は、台子(だいす)に用いられ、台子風炉とも呼ばれました。鉄のものもあります。
★作家★
●菊地正直
昭和 34 年(1959年) 山形市生まれ。
武蔵野美術大学彫刻科卒、卒業制作最優秀賞受賞。
慶長 9 年(1604年)、城主最上義光公御用鋳物師にて発祥した菊地家に生れ幼年より伯父長野垤志(人間国宝) の指導を受け、実父十四代 菊地正直に師事する。 日本工芸会正会員
●一ノ瀬宗辰(四代)
高岡の金工師
三代宗辰に師事する
4代目、新太郎(宗辰)は、仙台宗辰を襲名
富山県作家協会々員、高岡市美術作家連盟会員、高岡市美術友の会理事