★商品状態について★
中古商品ですが、未使用品で新品同然です。
内側には錆防止の加工が残っておりました。
多少の経年があると鉄気が残っている場合がありますので、当店で数回湯を沸かして加工と共に取り除いております。
その際に水漏れがないことも確認しておりますので、安心してご使用くださいませ。
上質な透木釜の作品で、地紋は老松です。
表千家では、3月に透木釜、4月に釣釜を使われますが、裏千家では、3月に釣釜、4月に透木釜を使われます。
どちらも五徳の蓋置を良く使われます。
この商品は共箱、透木、釜鐶、共布二枚付きでの販売です。
透木も新品で、釜鐶も未開封です。
箱は四方桟蓋でしっかりとしています。
◇透木釜の名称の由縁である透木は、敷木(しきぎ)から転訛した言葉と言われます。
釜の羽を支え、炭火がおきやすいよう通風をよくする役目を持っています。
炉縁ぎりぎりの大きな羽の釜は炭手前で釜を上げたりかけたりする場合、炉縁を傷つけないよう、羽根が小さい釜は左右が均一に透木に乗るよう、十分気をつける必要があります。
★寸法★
高さ(摘み含む) 約17cm
径 約32cm
透木 長さ12cm
●菊地政光(きくちまさみつ)
1,937年1月19日生まれ。山形県出身。
奥州山形鋳物の伝統を受け継ぐ。
日本伝統工芸展に意欲的に出品。1,973年の初入選以来、10回の入選を果たす。
1,978年、第五回伝統工芸武蔵野店では日本工芸界東京支部賞を受賞。
同展には10回の入選を重ねるほか、日本伝統工芸新作展では一四回、伝統工芸日本金工展では一二回の入選歴を持つ。
その作風には、つねに新しい感覚が採り入れられている。
1,982年、日本伝統工芸士に認定される。 日本工芸会正会員。