★商品状態について★
無疵で使用感の少ない綺麗な状態の商品です。
この作品は一圭師が人間国宝になるより前の作品ですので、多少の経年はありますが、あまり使われていません。
釜はとても綺麗で、内側にも錆はありませんので、美味しいお湯が沸きます。
蓋にも傷やモンはなく、非常に綺麗な状態を保っております。
風炉の内部には灰を使ったため色変わりがあり、側面にも多少は経年が見られますが、許容範囲かと思います。
大変大事に使われています。
名工釜師、角谷一圭作 唐銅鬼面風炉 浜松地紋釜添えの作品です。
釜に「一圭」の鋳込みがあります。風炉に印はありませんが、この時代の一圭作の鬼面風炉には印がありません。
味がある素晴らしい作品ですが、できるかぎりお勉強させていただいております。
是非ご検討くださいませ。
共箱、釜鐶、共布付きでの販売です。
★寸法★
高さ 34.5cm
径 36.5cm
★鬼面風炉について★
風炉の形状のひとつで、切合(きりあわせ)で、乳足(ちあし)、鐶付が鬼面で仕付鐶になった風炉です。
中国より渡来した最も古い形といわれ、真正の風炉とされました。
鬼面風炉は、台子(だいす)に用いられ、台子風炉とも呼ばれました。鉄のものもあります。
★作家★
●角谷 一圭(かくたに・いっけい 本名 角谷辰治郎)
明治37年10月12日大阪市生まれ – 平成11年1月14日没
昭和17年 商工省技術保存資格認定。
昭和53年 勲四等瑞宝章
昭和59年 重要無形文化財「茶の湯釜」保持者認定。
香取秀真(ほつま)に師事して、茶釜の名作の修復等に携わり形態や地紋を研究しました。
昭和22年に天皇陛下大阪府行幸の際献上ノ釜謹作し、その後は日本伝統工芸展等を中心に活躍します。