★商品状態について★
ユーズド商品です。
即中斎宗匠のお軸ですので、少し時代はありますが、中古の軸としては状態の良いお品です。
シワ、シミもほとんど出ておりませんので、拡大画像にてご確認ください。
上部向かって左に、経年によって点ほどの表面のほころびがありますので、こちらも拡大画像にてご確認ください。
経年こそありますが、良い状態を保っています。
表千家十三代家元 即中斎宗匠と、円山派七世 円山應祥先生の合作の掛け軸です。
画賛の待合軸で、絵の「清流」は円山應祥先生が、
賛の「水声涼」は即中斎宗匠自筆で書かれております。
二人は同じ時代を生きておりまして、合作の茶掛けは東京美術倶楽部で展覧し脚光をあびた歴史があります。
愛らしい表情のキセキレイと、撫子の花が描かれた美しい絵です。
季節感のある待合軸は、需要が多いのですが仕入れは少ない希少な商品です。
時季の合う方はぜひご検討くださいませ。
共箱入りで、画も賛も直筆です。
状態も良いので是非どうぞ!
共箱、紙箱付きでの販売です。
紙箱には経年による破損があります。
★寸法★
掛軸時全長(釘含む) 約128cm
軸幅(軸先含む) 52.2cm
幅(軸先含まない) 47cm
●円山應祥 略歴
1904(明治37)年生~1981(昭和56)年没。
本名 国井謙太郎。円山応挙の六世応陽の子として京都に生まれる。
円山派は応挙以後多くの弟子を輩出したが、宗家は応瑞・応震・応立と続いたところで絶え、此の為応瑞の娘であり応震の妹である「やつ」が国井家に嫁いで生まれた国井応文が応立の弟子でもあったので円山五世になり、応陽・応祥と続いた。
応祥は、父応陽に師事し、後山本春挙に学び、1923(大正12)年応陽没後、円山派七世を継ぐ。
1930(昭和5)年 三井家依嘱により英国皇室に額面献上。
1939(昭和14)年 秩父宮、東伏見大妃殿下御前揮毫し御用画拝命。
東京小金井 旧三井家邸の1、2階に襖と障子腰、板戸に応陽、応祥の作品現存。
これらは、京都油小路邸に描かれた作品である。
表千家即中斎宗匠との合作茶掛けを東京美術クラブで展覧し脚光をあびた。
京都左京区の鈴聲山真正極楽寺 真如堂の書院襖に四季花鳥図の応祥作品が現存。
1957(昭和32)年 祇園祭の八幡山鉾に前掛け 綴錦織「平和の鳩」の下絵を制作した。
円山派の絵画鑑定者としても知られた。
享年77歳 川端三条 壇王法林寺に葬られる。


