★商品状態について★
ユーズド商品です。
無疵で使用感の少ないとても綺麗な状態です。
炉縁は熱により、使用しているとどうしても隅の部分に割れが生じますが、この商品は熱ひびはありません。
四隅の拡大画像がそれぞれありますのでご確認ください。
※まず西村象彦作の炉縁は珍しい、その上弓矢蒔絵は初めて見る珍しさです。
京蒔絵の無駄のない上品な絵付けの作品です。
矢先は雁股と油布でないかと思います。
共箱、包付きでの販売です。
★寸法★
標準的な炉縁の寸法ですので、省略させていただきます。
共箱、包付きでの販売です。
■雁股(読み)カリマタ
鏃やじりの一。先が二またに分かれ、内側に刃をつけたもの。飛ぶ鳥や走っている獣の足を射切るのに用いる。
また、それをつけた矢。
■弓神事の代表的なものである「射礼(じゃらい)」は、中国由来の行事で、平安時代初期の頃から正月の朝廷行事として定着します。古来日本では季節の変わり目(節句)には邪気(鬼)が生じると考えられていたため、それらを払う縁起物として、神聖な意味合いをもつ弓や矢が使われていました。
例えば、「鳴弦の儀(めいげんのぎ)」は、弓のみを用い、弦を強く弾き鳴らし、その音で鬼を退ける儀式です。
このほか「追儺(ついな)」など、弓矢を用いて鬼を払う儀式は各地で見られます。
現在でも、正月に寺社で授与してもらえる「破魔矢(はまや)」や、男の子が誕生したら最初の正月に贈る「破魔弓(はまゆみ)」など、儀礼としての弓は、日本人にとって身近な存在なのです。
★作家★
●京都象彦(九代 西村彦兵衛左衛門)
◇3代西村彦兵衛の代の時である。
西村家の菩提寺・蓮光寺へ「白象と普賢菩薩」の額を納めたところ、そのあまりに見事な出来栄えに、都中の評判になったとか。