★商品状態について★
ユーズド商品です。
無疵の商品で、少しは使われていますが、使用感少なく綺麗な状態です。
各部拡大画像にてご確認ください。
※水次内部を見てもつなぎ目が解らない、見事な叩き出しで造られています。
やや大振りで平丸形の珍しい水次です。
※裏千家流、石州流など、口蓋を使われる流派の方にお勧めです。
共箱付きでの販売です。
この商品は茶道用水次薬缶ですので、火にはかけられません。
★寸法★
高さ(手込) 23.5cm
高さ(摘みまで)14cm
幅(口込) 23.8cm
幅(口別) 20cm
蓋径 9.5cm
重さ 668g
◆モール(毛織)
毛織というのは、ムガール帝国から輸出された毛織物に表面が似ていることからこの名前がついたそうです。
茶道では合金の表面に鎚や鏨で文様を叩き出したり、彫り出したものを毛織と呼んでいます。
また、袋形で口縁の下にくびれがあり、胴には連弁の彫文、口に 唐花、唐草の打出し文様が施されていたりもします。
チベットではこの形の容器のことをモールと呼んでいます。
●缶(やかん)
水次の一種で、注口と上手が付き、蓋が添った、金属製の容器のことです。
薬缶は、席中に置かれた釜または水指に水を補給するために用いられます。
唐銅(からかね)、素銅(すあか)、毛織(もうる)、南鐐(なんりょう)などで造られます。
腰黒薬缶は、天正15年(1587)北野大茶の湯に際し千利休が初代淨益に作らせたという利休所持の腰黒薬缶が伝わり、これが「利休形腰黒薬鑵」となっています。