★商品状態について★
ユーズド商品です。
初代の作ですので少しの時代があるはずですが、無疵でとても綺麗な状態の商品です。
擦れも木地の動きもなく、内側の金もとても綺麗です。
各部画像にてご確認ください。
名工川本光春作の桑彫 菊桐香合の作品です。
初代川本光春の印の、光の跳ねは丸くて繋がっています。
桑を使った作品のスペシャリストで、立体的に彫られた菊桐の造形は素晴らしいです。
腕前もさることながら、光春師は初代、二代と通して常に質の良い桑材をお持ちになられており、それが作品に使われます。
現代、桑はとても希少です。その桑材の中でも特に良いものを使うのが川本光春師です。
内側は金張で、蓋裏に花押があります。
書付は建仁寺管長竹田益州老師で、桑彫の桑の字は、異体字が使われています。
桑材のスペシャリストによる美しい作品をどうぞ。
共箱、共布付きでの販売になります。
★寸法★
高さ 3cm
径 6.5cm
●川本光春
初代光春は、裏千家十四代淡々斎宗匠より「祥桑軒」の軒号を賜り、以来、桑細工を主体とした茶道具の技術が受け継がれてきました。
●竹田益州 たけだ-えきしゅう
1896-1989大正-昭和時代の僧
明治29年7月10日生まれ。道号は益州、法諱は宗進。室号金剛窟。大分県西国東郡上真玉村出身。
11歳で滋賀県堅田町祥瑞寺の大友宗忠和尚につき得度。
大正4年(1915)5月、建仁僧堂に掛搭。建仁寺派管長竹田恵恂に師事し,その法をつぐ。祥瑞寺,大仙院の住持をつとめ,大徳寺執事長をへて昭和39年建仁寺派管長となった。
茶道にも造形が深く、兼中斎宗匠(現:堀内宗心宗匠)の参禅の師でもある。
平成元年6月20日死去。92歳。
●建仁寺
建仁寺(けんにんじ)は、京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派大本山の寺院。
山号を東山(とうざん)と号する。本尊は釈迦如来、開基(創立者)は源頼家、開山は栄西である。
京都五山の第3位に列せられている。俵屋宗達の「風神雷神図」、海北友松(かいほうゆうしょう)の襖絵などの文化財を豊富に伝える。
また、豊臣秀吉を祀る高台寺や、「八坂の塔」のある法観寺は建仁寺の末寺である。
東陽坊・・・北野大茶会の際に千利休の高弟・真如堂東陽坊長盛が好んだと伝えられる茶室。二畳台目下座床の席。構成・意匠ともに薮内家の燕庵に共通する点が多く見られる。大正年間に現在地に移築された。