★商品状態について★
ユーズド商品です。
無疵でとても使用感の少ない商品です。
中古としては綺麗ですので、各部画像にてご確認ください。
蓋は目のはっきりとわかる本蓋で、蓋裏の金箔の状態も良いです。
初花肩衝写茶入の作品です。
仕覆の名前は「細丸竜鳥襷」です。
徳川幕府が自らの権威として300年持った茶入として知られる初花肩衝を写しております。
共箱、紙箱、栞、仕覆付きでの販売です。
★茶入寸法★
高さ(蓋含む) 8.5cm
径 7cm
●初花肩衝(はつはなかたつき)
大名物。漢作唐物。肩衝。
足利義政が天下の春にさきがけする初番の名花にたとえ『古今集』の「くれないのはつ花ぞめの色ふかく思ひしこころ われわすれめや」 に因んで付けた銘であろうと『日本陶瓷史』にある。
口縁両側に細い轆轤目があり。
捻返しはキリリとし両削ぎ、甑際に浮筋二本が廻り、肩はムックリと張り、胴は形よく膨らみ、やや太い沈線一本が廻り、腰以下盆付際まで曲線を保って窄まり、畳付は板起しで縮緬皺をなし底面がやや持ち上がる。
総体に薄柿色と薄紫の交じった地色で、肩に黒釉がかかり、これが胴に至って長さの異なる三本のなだれとなっている。手取りは極めて軽い。
◇伝来
鳥居引拙~大文字屋疋田宗観~織田信長~織田信忠~松平念誓~徳川家康~豊臣秀吉~宇喜多秀家~徳川家康~松平一伯(忠直)~松平備前守~徳川綱吉~徳川美術館。
●平安東山 笹田有祥 略歴
昭和27年 京都に生まれる。
京都市立日吉ヶ丘高校陶芸科卒業。
京都府立陶工訓練校卒業。
京都市工業試験場・陶磁器技能者養成所卒業。
韓国へ高麗青磁研修。
登り窯にて唐物茶入の写しを中心に作陶活動を始める。
第2回陶芸展、京展等他入選受賞