★商品状態について★
ユーズド商品です。
無疵の商品です。
目立つイタミはなく、中古の掛軸としては比較的良い状態です。
右上部分に薄っすらとしたシミがありますが、全体的にとても綺麗ですので、
詳しくは、拡大画像にてご確認ください。
小林太玄和尚筆の「開門落葉多」の一行軸の作品です。
「もんをひらけばおちばおおし」と読み、
この語は「聽雨寒更盡」(雨を聞いて寒更つく)の後に続く対語です。
寒い夜更けに夜通し聞こえた雨の音に寒さが身に染みた一夜。
しかし朝起きて門を開いてみると、そこここに散るたくさんの落ち葉が。
雨の音と思ったのは降りかかる落ち葉の音だったのだというのが直訳です。
軸先は黒漆塗です。
共箱、紙箱付きでの販売です。
★寸法★
掛軸時全長 約171cm
軸幅(軸先含む) 35.7cm
本紙幅 30.3cm
●小林太玄(こばやし たいげん)
昭和13年中国、奉天に生まれる。
昭和36年花園大学卒業。
相国宗堂に掛塔。大津暦堂に参禅。
昭和50年大徳寺塔頭。黄梅院住職に就任。
昭和63年、更に花園大学社会福祉学科に学士入学。
遊学研鑚ののち平成3年卒業。
◎紫野・大徳寺黄梅院
大徳寺の塔頭・黄梅院は春林宗俶禅師が1561年に創立した庵居黄梅庵が前身で、現在の本堂・唐門は豊臣秀吉、庫裏・表門は毛利元就の子、小早川隆景が創建したもの。
禅宗寺院のものとしては現存する日本最古の庫裏。
本堂の襖絵は雪舟の画風を継ぐ雲谷等顔の水墨画。
破頭庭・作仏庭・直中庭の三つの庭など、禅寺の風情を堪能できる見所の多い塔頭です。