★商品状態について★
ユーズド商品です。
無疵で使用感の少ないとても綺麗な状態の商品です。
壷も紐、裂地類もそれぞれあまり使われていません。
各部画像にてご確認ください。
釉薬の綺麗な飾壷の作品です。
覆裂、口紐、三本紐、網袋、木蓋と、お稽古に必要なものは一通りそろっての販売です。
雲鳳紋の覆裂と、紫の口紐がとても良く合っていて上品です。
紐類は人絹ですが、柔らかく扱いやすいものが添えられております。
共箱、飾紐解説書付きでの販売です。
★茶壷寸法★
木蓋込みの高さ 26cm
胴径 20cm
★口切の茶事★
昔から11月になると、口切りの頃が茶の正月とよばれ、口切りを祝う心で、おめでたい銘の道具を使ったり、畳替えや障子の張替えや庭の垣の竹を青竹に改めたりします。
一足早く、茶人は正月を迎えます。
この時期、茶壺を床に飾り、主客共に厳かな気持ちで口切りの茶事に臨みます。
茶壺には桐の蓋が被せられ、蓋と壺は美濃紙で糊つけされています。茶壷には口覆いがかけられ、口緒(くちお)で結ばれています。客は席入りし、床の拝見のあと、茶壷の拝見を請います。
その蓋を開ける時に口の美濃紙を切るので口切りといいます。
壺の中から取り出した甜茶はすぐに石臼で挽きますが、
懐石の合間に水屋から聞こえてくる石臼の音も、湯なりの音も客人を楽しませてくれる物の一つです。
★作家★
●桶谷定一
大正末期に東山区今熊野蛇ヶ谷の現在地で父定一が開窯、帝文、日展に出品、各展で受賞。
天目釉を得意とした。父に製陶を習い、自身も日展、各展に出品、受賞。二代を継ぎ美術陶芸品を作る。
なお、純出品作品には本名の銘を使う。
本名 桶谷 洋
昭和10年 京都東山の窯業地に生まれる
昭和30年 京都伏見高校陶磁器科卒業 日展陶芸家 父定一に作陶を学ぶ
日本工芸会会員・京都美術工芸作家協会会員